遺品整理で売れるもの・売れないもの|買取の流れと、捨てる前の確認点
この記事の要点
- 遺品整理で売れやすいのは、着物・骨董品・茶道具・掛け軸・貴金属・時計・カメラ・楽器・ブランド品・昭和レトロな家具、製造から5年以内の家電などです。
- 年数がたった家電や動かない家電、傷みや汚れが大きい家具・寝具、使用済みの消耗品や破損した物は、買取が難しくなることがあります。買取できなかった物は、お住まいの市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者が、お客様と直接ご契約して回収します。
- 捨てる前に、価値の分かりにくい物を査定に出し、相続人どうしで話し合い、付属品と貴重品・書類を取り分けておきます。相続放棄を検討している場合は、処分・売却の前に弁護士や司法書士などの専門家に相談してください。
遺品の整理を始めると、「これは売れるのだろうか」「捨ててしまって後悔しないだろうか」と迷う物が出てきます。遺品の中には、買取できる物が含まれていることがあります。処分する前に仕分けておくと、思わぬ損を防げます。

この記事で分かること
- 遺品整理で売れやすい物と、売れにくい物
- 捨てる前に確認したい5つのこと
- 買取の流れと、業者を選ぶときの確認点(東北の事例つき)
遺品整理と買取の違い
遺品整理は、遺品の仕分けと搬出、清掃までを行う作業です。買取は、再び使える物・売れる物を査定して買い取ることをいいます。
当社は、買取と遺品整理を同じ窓口で承ります。買取額は、仕分け・梱包・掃除など当社の作業費と相殺できます(費用の考え方は遺品整理の費用はいくら?間取り別の目安と、買取で負担を減らす方法で説明しています)。
買取は、古物営業法にもとづく古物商の許可が必要です。当社は、古物商許可(宮城県公安委員会 第221010002411号)にもとづいて買取を行っています。依頼する前に、業者の許可番号を確認できるか見ておくと安心です。
遺品整理で売れやすい物
当社で買取に対応している主な品目です。状態や年式によって、査定額は変わります。
| 品目 | 査定で見られやすい点 |
|---|---|
| 着物・帯・和装小物 | 保管の状態(シミ・カビ・におい)、帯や小物がそろっているか |
| 骨董品・茶道具・掛け軸 | 箱(共箱)や付属品の有無、傷や欠けの状態 |
| 金・貴金属・アクセサリー | 素材や刻印、石の有無、保証書・鑑定書 |
| 時計・カメラ | 動作するか、外観の状態、付属品・保証書 |
| 楽器 | 種類・メーカー、状態、ケースや付属品 |
| ブランド品 | ブランド・型、状態、箱や保存袋などの付属品 |
| 昭和レトロな家具・和箪笥 | 状態、デザイン、搬出できる大きさか |
| 家電 | 製造から5年以内か、動作の状態 |
※上記は査定で見られやすい点の目安です。実際の査定額や、買取できるかどうかは、現物の状態を確認して決まります。
事例:遺品から買取がついた例
- 宮城県大崎市の実家(4LDK・平屋・遠方在住のご家族):処分を予定していた着物、茶道具・骨董品、昭和レトロな家具に買取価値がつき、合計65,000円で買い取りました。→ 事例の詳細
- 山形県米沢市の実家(関東在住のご家族):蔵や押入れの骨董品・茶道具などから価値のある品を買取に適用しました。→ 事例の詳細
※掲載は個別の事例です。買取額・対応内容は、品目・状態によって異なります。
家電は、製造から5年以内の物が評価されやすく、古い物は買取が難しくなります。年式の目安は家電の買取は製造何年以内?で説明しています。品目ごとの買取は、ブランド品・貴金属の買取、楽器の買取、家具・家電・雑貨の買取のページもご覧ください。
売れにくい物・買取できない物
次のような物は、買取が難しくなることがあります。
- 製造から年数がたった家電、動かない家電
- 傷みやよごれが大きい家具・寝具・日用品
- 使用済みの消耗品、破損している物
買取が難しくなる物の特徴は買取不可になりやすい物の特徴で詳しく説明しています。冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは家電リサイクル法の対象で、買取できない場合は、リサイクル料金をかけて処分することになります。
買取できなかった物はどうなる?
買取できなかった物のうち、再販・再利用できる物は料金をいただかずに引き取ります。それ以外の処分が必要な物は、許可業者の回収をご案内します。処分が必要な物の回収は、お住まいの市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者が、お客様と直接ご契約して行います。
捨てる前に確認したい5つのこと
- 価値の分かりにくい物は、先に査定へ:桐箱や共箱に入った品、掛け軸、骨董、貴金属、時計などは、捨てる前にご相談ください。
- 相続人の方で話し合ってから処分・売却する:親族の間で意見が分かれるのを防げます。当社でも、買取のときは相続人の方の同意を確認しています。
- 相続放棄を検討している場合は、先に専門家へ:遺品を処分・売却する前に、弁護士や司法書士などの専門家に相談してください。処分や売却の内容によっては、相続の手続きに影響することがあります。
- 付属品を残しておく:箱、保証書、鑑定書、説明書、ケースなどは、査定の助けになります。家電は製造年と型番も控えておきましょう。
- 貴重品や書類を先に取り分ける:通帳、印鑑、権利書、保険証券などは、買取や処分の前に別にしておきます。
買取の流れ
- ご相談:電話・LINE・フォームから。写真を送っていただければ、おおよその概算を1日でご案内できます。
- 出張見積(無料):現地で品物と作業の内容を確認します。
- 査定・買取:貴金属・骨董・着物も含めて、自社で査定します。
- 遺品整理の作業:仕分け・買取品の搬出・清掃を行います(処分する物の回収は許可業者)。
- 精算:買取額は、当社の作業費(仕分け・梱包・掃除など)と相殺してご案内します。処分する物の回収の料金は、許可業者へ直接お支払いください。お支払いは現金・銀行振込・クレジットカードからお選びいただけます。
買取のお客様には、古物営業法にもとづき、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど、住所の記載があるもの)のご提示をお願いしています。
遠方のご実家の場合、大崎市の事例では、立ち会いは見積時と最終確認の計2回でした。米沢市の事例では、オンライン相談と現地の写真による見積り、鍵のお預かりを活用しました。進め方は遠方から東北の実家を遺品整理する手順で説明しています。
買取と遺品整理を頼む業者の選び方
依頼する前に、次の点を確認してください。
- 古物商の許可番号を確認できるか
- 見積書で、作業費と買取額が分かれて書かれているか
- 追加料金が発生する条件が書かれているか
- 処分する物の回収を、お住まいの市町村の許可業者が行うか(契約・支払いの相手が許可業者か)
- 査定の理由を説明してもらえるか
当社では、出張見積は無料で、ご承諾のない追加料金はいただきません。工事を伴う場合など、重機・機械・道具の実費が必要なときは、作業前の見積に含めてご案内し、ご承諾をいただいてから進めます。
よくある質問
買取だけでも依頼できますか?
はい、買取のみのご依頼も承っております。遺品整理とあわせてのご依頼も可能です。
写真だけで査定してもらえますか?
おおよその概算であれば、写真で、1日でご案内できます。正確な金額は、現物の状態を確認して決まります。
見積りだけでも無料ですか?
はい、出張見積は無料です。
値段がつかなかった物はどうなりますか?
再販・再利用できる物は、料金をいただかずに引き取ります。それ以外は許可業者の回収をご案内します。
相続が終わる前に売っても大丈夫ですか?
相続放棄を検討している場合など、状況によっては影響があるため、弁護士や司法書士などの専門家に先に相談してください。当社は、買取のときに相続人の方の同意を確認しています。
どんな支払い方法がありますか?
現金・銀行振込・クレジットカードからお選びいただけます。
あわせて読みたい:遺品整理の費用はいくら?/遺品整理・生前整理サービス/買取実績/空き家の実家をどうする?片付け・売却・活用の進め方
この記事の担当:杉山崇
KIZNA株式会社(くらしの当番)代表取締役。古物商許可:宮城県公安委員会 第221010002411号。最終更新:2026年10月。
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